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マイレージが貯まりやすいクレジットカード!マイル還元率が高いのは?

一時期は飛行機に乗れないといった旅行への制限がありましたが、国内については少しずつ旅行に出る人が増えており、国内線の予約も徐々に埋まっているようです。
旅行や出張の際に便利なのが、空港会社のポイントである「マイル」です。定期的にマイルを貯めれば、航空サービスをお得に利用することができます。
マイルを貯めるには、クレジットカードを利用するのが賢い方法です。
いわゆる「マイル修行」のように搭乗回数を稼ぐのではなく、マイルが貯まりやすいクレジットカードを選べば、日常のお買い物やお支払いで効率よくマイルを貯めることができるので便利です。

この記事ではマイルビギナーに向けて、高還元率でマイルが貯まるおすすめのマイル系クレジットカードを紹介します。
マイルの貯まりやすいクレジットカードを選んで、次回の旅行で使える特典航空券を取得したいですね!
関連記事:【最新2021-2022年版】人気クレジットカード48選!
マイル(マイレージプログラム)とは?
マイルは航空会社の発行するポイントのこと。マイルの獲得方法としては、飛行機に乗ることや、クレジットカードのポイントを移行するのが一般的です。
マイルと似た言葉に「マイレージ」や「マイレージ・プログラム」があります。
これは、航空会社のマイレージプログラム全体を指しており、日本国内であればJALマイレージバンクや、ANAマイレージクラブなどが広く知られています。
例えばANAのマイルは、ANAへの搭乗のほか、ANAグループ会社のツアー、保険への加入、提携する各種サービスの利用でも付与されます。
またJALも同様に、JALへの搭乗のほかJALパックのツアー、JALが提携する各種サービスの利用毎にマイレージが付与されています。

利用するサービスごとに、付与されるマイレージ還元率は異なりますが、マイレージ付与率が大きいのは、エアチケットの購入と搭乗のほか、各種エアラインが発行するクレジットカードのマイル(カードポイント)です。
マイルが貯まるクレジットカードが人気!
特典航空券に交換できるマイルが貯まるクレジットカードは、航空会社やフライト区間、座席タイプ(エコノミーやビジネス)など、使い方次第で交換率が5~10%に達するため大変人気が高いです。
マイルが貯まりやすいクレジットカードで大量のマイルを貯め、ビジネスクラスやファーストクラスでお得に海外旅行に行くためには、5~10%の還元率を目指すと良いでしょう。
ただし、クレジットカードを還元率だけで選ぶのは難しいです。なぜなら、還元率の高いカードでも、使用する機会が少なければそうそうマイルは貯まらないからです。
マイルを効率良く貯める方法
マイルを貯めるには還元率の高さだけでなく、マイルを受け取る機会の多さがポイントになります。
効率良くマイルを貯めるには、還元率の高いクレジットカードを選び、普段の買い物や通信費、光熱費の支払いなどをすべて、ひとつのカードに集約することです。
日々のお買い物でマイルを貯めることができれば、より速く目標のマイルが貯められます。

実際に筆者もエアライン系のクレジットカードでマイルを貯めていますが、毎年貯まったマイルを使い、海外旅行を満喫しています。
2020年以降は、世界的な影響もあり海外には出かけられていないのですが、状況が良くなったタイミングで海外に出かけたいと、コツコツマイルを貯めています。
クレジットカードでマイルを貯めるメリット
マイルを貯めておけば、旅行や出張にも活用できます。特典航空券に引き換えたり、より多くのマイルを獲得することで会員資格が上がり、航空会社のサービスをお得に利用することができます。
例えば、ANAであれば、年間のマイル獲得数に応じて【ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンド】のステータス(会員ランクのこと)が決まります。
【ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンド】の順にステータスが上がると、優先予約ができたり、アップグレード特典が優先されるほか、ビジネスクラスのチェックインカウンターが利用できるなど、さまざまな特典が用意されています。


出典元:ANA 公式サイト
マイルの特典
保有するマイル数に応じて、特典航空券への交換、座席のアップグレード、航空券の割引、商品との交換、提携会社のポイントとの交換など、さまざまなサービスを受けることができます。
例えば前述のANAであれば、マイルを以下の特典に交換できます。
・ANA国内線 特典航空券
・ANA国際線 特典航空券
・提携航空会社特典航空券
・ANA国際線アップグレード特典
・スターアライアンスアップグレード特典
・ANA SKY コイン
・ピーチポイントに交換
・ANA国際線超過手荷物料金お支払い
JALでも同様に、貯まったマイルを以下の特典に交換できます。
・JALグループ国内線特典航空券
・JAL国際線特典航空券
・提携社特典航空券
・JALパックのツアー
・座席アップグレード
・JALクーポンへの交換(提携サービス、ホテル等で使用可)
・JAL Global WALLET(電子マネー)に交換
・商品・オリジナルグッズ
・提携社の電子マネーやポイントへの移行ほか
マイルの注意点
マイルを貯める際には、イルの有効期限と交換上限に注意する必要があります。有効期限はその名の通り、クレジットカードで獲得したマイルの使用期限のことで、カードによって使える期限は異なります。

また交換上限は、「マイルに交換できるポイント数の上限」のこと。残念ながら、限度額を超えてポイントを交換することはできません。限度額に引っかかって、使いたいときにマイルを使えないという場合もあるので注意しましょう。
マイルが貯まりやすいクレジットカード
ここでは、マイルが貯まりやすいクレジットカードを集めてみました。
マイルの貯まりやすいクレジットカード|JALマイル・ANAマイルなど
JALカード CLUB-Aカード

筆者もアメリカン・エキスプレス・カードを取得する前は、JALが発行するクレジットカードを使用していました。JAL系カードの魅力は、カード入会時にもらえるボーナスマイルの大きさです。
JAL系カードは入会特典がスゴイ!
JALカード CLUB-Aカードに入会し、JMBマイル積算対象運賃で搭乗すると通常のフライトマイルに加えて、以下のボーナスマイルが付与されます。
マイル特典
入会ボーナス(入会後の初回搭乗):5,000マイル/毎年の初回搭乗ボーナス(入会ボーナスの年の翌年の初回搭乗):2,000マイル/1回あたりのボーナス(各搭乗):区間マイルの25%プラスとなります。
ダブルで貯まるポイント
JAL/MasterCardとJMB WAONカードをセットで登録すると、JALカードからWAONにチャージできる「JMB WAONクレジットチャージ」が利用できます。
またクレジットチャージでは100円につき1マイル、WAONでのご利用では200円につき1マイルが貯まりますつまりクレジットカードとWAONでの支払いで2回マイルが貯まる(最大200円=3マイル)のでダブルでお得です。
普段の買い物や電子マネー決済でマイルが貯めるようにすると、目標のマイルも貯めやすくなります。JALカード CLUB-Aカードの概要は次の通りです。
JALカード CLUB-Aカードの概要
カード名 | JALカード CLUB-Aカード | 年会費 | 11,000円 |
国際ブランド | VISA / MasterCard /JCB | 追加カード | ETCカード、家族カード |
ETCカード | 〇 | 入会資格 | 18歳以上(学生可) |
審査発行までの期間 | 通常1週間 |
ショッピング利用枠 | 10万円~100万円 |
キャッシング機能 | 〇 | 貯まるポイント | JALマイル |
ポイント還元率 | 0.50%~1.00% | 交換可能なマイル | JAL |
海外旅行傷害保険 | 5,000万円 | 国内旅行傷害保険 | 5,000万円 |
ショッピング保険 | 100万円 | 電子マネー | - |
スマホ決済 | 楽天ペイ | 付帯サービス | 公式サイト参照 |
発行会社 | JALカード | 公式サイト | JALカード CLUB-Aカード |
JALカード CLUB-Aカードの付帯保険ですが、海外旅行傷害保険(自損事故):最高5,000万円/国内旅行傷害保険(自損事故):最高5,000万円と手厚い内容です。
※ パッケージツアー等で適用される個人・団体のエコノミークラスの旅行運賃等は保険の対象外です。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、このカードはマイルの貯まりやすいカードとして人気の一枚です。
何より大きいのは、パスモが付帯しているので東京メトロの利用でポイントが貯まりること。自動チャージ機能を搭載しており、トラベルカードとしても利用できます。
またJCB加盟店を利用すると「Oki Dokiポイント」、ANAグループ便を利用すると「マイル」が貯まります。
このほか最高1,000万円の国内・海外旅行傷害保険が付帯されているほか、To Me CARDやANAカードが提供するさまざまな優待サービスが受けられます。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)の概要
カード名 | ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード) | 年会費 | 2,200円(初年度無料) |
国際ブランド | JCB | 追加カード | ETCカード、家族カード |
ETCカード | 〇 | 入会資格 | 18歳以上(学生可) |
審査発行までの期間 | 通常1週間 |
ショッピング利用枠 | 10万円~100万円 |
キャッシング機能 | 〇 | 貯まるポイント | Oki Dokiポイント |
ポイント還元率 | 0.50% | 交換可能なマイル | ANAマイル |
海外旅行傷害保険 | 1,000万円(自動付帯:1,000万円) | 国内旅行傷害保険 | 1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
ショッピング保険 | 100万円 | 電子マネー | PASMO |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay | 付帯サービス | 公式サイト参照 |
発行会社 | ジェーシービー 提携:東京地下鉄 |
公式サイト | ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード) |
ANAマイルを貯める方法ですが、カードの入会・更新のたびに1,000ボーナスマイルを獲得できます。
また通常のフライトマイルに加えて、ANAを利用するたびに「特別ボーナスマイル」が貯まります。基本区間マイル×クラス・運賃倍率×搭乗ボーナス(10%)。
普段のカード利用で貯まるJCBのOki Dokiポイントは、マイルやメトロポイントに移行できます。
またマイルとメトロポイントの交換が可能で、100メトロポイント=90マイル(通常1,000メトロポイント=600マイル)に交換可能。
お買い物やPASMOのオートチャージ、公共交通機関のカード購入などで貯まったOkiDokiポイントを、マイルやメトロポイントに移行することができるので、陸でのマイル修行にも最適な一枚です!
アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・カードは現在日本で発行されているAMEXプロパーカードのひとつで、通称を「AMEXグリーン」と呼ばれています。
AMEXのなかでは最もスタンダードなカードですが、他社と比べてもゴールドカードと同等のステータスを持っています。

アメリカン・エキスプレス・カード
カード名 | アメリカン・エキスプレス・カード | 年会費 | 13,200円 |
国際ブランド | AMEX | 追加カード | 家族カード |
ETCカード | 〇 | 入会資格 | 20歳以上、本人に安定した継続的な収入のある方 |
審査発行までの期間 | 通常1~3週間 | ショッピング利用枠 | 審査により決定 |
キャッシング機能 | なし | 貯まるポイント | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 0.50% | 交換可能なマイル | ANAマイル、JALマイル、スカイマイル |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 | 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高 500万円 | 電子マネー | - |
スマホ決済 | Apple Pay | 付帯サービス | 公式サイト参照 |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | 公式サイト | アメリカン・エキスプレス・カード(公式サイト) |
アメリカン・エキスプレス・カードの特徴は、次の5つに集約できます。
・旅行やレジャーに強い
・ブランド力が高い
・アメックスと提携するJCB加盟店を含む、多くの店舗で利用できる
・利用可能限度額が一律でない
・特典の多いポイントプログラムを利用できる
アメリカン・エキスプレス・カードには、ポイントが貯まりやすく使いやすい、会員特典が豊富・豊富な決済方法がある・ブランドイメージが高い、といった特徴があります。
うれしいのは、交換できる提携マイルの多さです。下はアメリカン・エキスプレス・カードと提携している航空会社の一覧表です。

AMEXの提携するマイレージプログラム
・ANA「ANAマイレージクラブ」
・JAL「JALマイレージバンク」
・デルタ航空「スカイマイル」
・ヴァージン アトランティック航空「フライングクラブ」
・タイ国際航空「ロイヤルオーキッドプラス」
・キャセイパシフィック航空「アジア・マイル」
・シンガポール航空「クリスフライヤー」
・ブリティッシュ・エアウェイズ「エグゼクティブ・クラブ」
・スカンジナビア航空「SAS ユーロボーナス」
・フィンランド航空「フィンエアー・プラス」
・エティハド航空「エティハド ゲスト」
・エミレーツ航空「エミレーツ・スカイワーズ」
・カタール航空「プリビレッジクラブ」
・エールフランス/KLM航空「フライングブルー」
・チャイナエアライン「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」
・カンタス航空「カンタス・フリークエントフライヤー」
アメリカン・エキスプレス・カードは、基本的に100円につき1P分のポイントが貯まり(一部、200円につき1Pのものもあり)ます。
またAMEXのメンバーシップ・リワード・プラスに加入をすれば、
「1250ポイント→1000マイル」の高レートで希望するマイレージに交換できるのも大きな魅力です。
アメリカン・エキスプレス・カードのデメリットとしては、他のクレジットカード会社のように年会費無料のカードを発行していないことです。
また限度額が明確にわからない・審査が比較的厳しいといった点にも一定の注意が必要です。
しかし、こうしたデメリットを払拭するような、アメリカン・エキスプレス・カードの高いステータス性と信頼感、使い勝手の良さがカードホルダーから評価されています。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、アメリカン・エキスプレス・カード(AMEX)が発行するゴールドカードです。
このカード一番の魅力はAMEXの高いステータス性に加え、ANAグループでカードを利用するとポイントが2倍になること。貯まったポイントは1,000ポイント(=1,000マイル)単位でマイルに移行できます。

ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、新規入会時に2,000マイル、継続時に2,000マイルがもらえます。
また定期便マイルの25%+基本区間マイル、ANAマイレージプラスカード提携店や対象商品の購入で100円につき1マイル(または200円につき1マイル)を付与。
対象店舗でのANAマイレージプラスカードのご利用や対象商品のご購入で、100円につき1マイル(または200円につき1マイル)が自動的に貯まります。
以下、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの概要をまとめてみました。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
カード名 | ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 年会費 | 34,100円 |
国際ブランド | AMEX | 追加カード | 家族カード |
ETCカード | 〇 | 入会資格 | 20歳以上、本人に安定した継続的な収入のある方 |
審査発行までの期間 | 通常1~3週間 | ショッピング利用枠 | 審査により決定 |
キャッシング機能 | なし | 貯まるポイント | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 0.50%~1.00% | 交換可能なマイル | スカイマイル |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 | 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高 500万円 | 電子マネー | 楽天Edy |
スマホ決済 | Apple Pay | 付帯サービス | 公式サイト参照 |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | 公式サイト | ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード |
年会費は34,100円(税込)と高額ですが、会費を上回るステータス性の高さが、このカードの魅力です。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードには、空港ラウンジサービスなどの各種特典が受けられるほか、最大1億円の海外旅行保険付帯、最高5,000万円補償の国内旅行傷害保険も付帯します。
また、カードで購入した商品の破損や盗難を、購入日から90日間、年間500万円まで補償する購入時のプロテクションも付いているので安心です。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは年会費およそ31900円(税込)のカードで、家族カードは1 枚目が無料、2枚目以降は13,200円(税込)の発行手数料がかかります。
前述のアメリカン・エキスプレス・カード(AMEXグリーン)よりもワンランク、ステータスが高いカードです。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、優待料金での旅行予約やスーツケース無料配送、エアポート送迎サービス、空港ラウンジの無料利用、海外での日本語電話サポートなどの特典があり、国内だけで無く海外でも真価が発揮されます。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは付帯の海外旅行保険やプロテクション・サービスも充実しています。
最高1億円まで補償<海外旅行傷害保険>
国際線航空券やパッケージ・ツアーの代金をカードでお支払いいただくと、基本カード会員様には傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円の海外旅行傷害保険が、家族カード会員様には傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯されます。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
カード名 | アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 年会費 | 31,900円 |
国際ブランド | AMEX | 追加カード | 家族カード |
ETCカード | 〇 | 入会資格 | 20歳以上、本人に安定した継続的な収入のある方 |
審査発行までの期間 | 通常1~3週間 | ショッピング利用枠 | 審査により決定 |
キャッシング機能 | なし | 貯まるポイント | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 0.50% | 交換可能なマイル | ANAマイル、JALマイル、スカイマイル |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 | 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高 500万円 | 電子マネー | - |
スマホ決済 | Apple Pay | 付帯サービス | 公式サイト参照 |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | 公式サイト | アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは20歳以上の安定した収入がある人なら誰でも申し込めますが、29,000円の年会費を払うことや、利用限度額が設定されていない点に注意する必要があります。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは通常100円利用で1ポイント付与のところ、メンバーシップ・リワードという年会費3,000円のプランに加入すると提携店舗で100円につき3ポイントが付与されます。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードには、プライオリティパスに無料で登録可能・空港パーキング割引サービス・無料ポーターサービス・レンタカー利用料5%オフなどの特典もあります。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのおすすめポイント
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは海外旅行時にメリットの大きい付帯サービスが各種あり、他社のゴールドカードとは一線を画す存在です。
年会費は税込31,900円と他社のゴールドカードよりも高いですが、ポイント還元率が高い旅行予約サイトが利用可能だったり、ザ・ホテル・コレクションという国内外600以上のホテルで特典が受けられるプログラムが利用できます。
またアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのポイントはマイルや各社ポイントに移行でき、アイテムとの交換やイベント参加の申し込みにも利用できます。
マイルがさらに貯まる!メンバーシップリワード
年会費3,300円のメンバーシップリワードプラスに加入すると通常有効期限3年のポイントが無期限になり、ポイントの交換レートが高くなります。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、病気やケガで行けなくなった旅行やコンサート代金を1人最大10万円まで補償してくれるキャンセルプロテクションが付帯します。
このほか、返品不可の商品を90日以内なら3万円まで払い戻してくれるリターンプロテクションや、海外で飛行機の登場時間がずれた場合の臨時出費を補償してくれる航空便遅延補償など、補償サービスが付帯しています。
なおアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは2021年からスマートフォンの修理代金を5万円まで補償するスマートフォンプロテクションの導入や、継続時にザ・ホテル・コレクションのホテル利用でクーポンをプレゼントするなど、新しい特典も追加予定です。
デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード
デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・カードは、アメリカ本土、ハワイへの渡航が多い方におすすめの一枚です。マイルが貯まりやすく、貯まったマイルは特典航空券のほか座席のアップグレードにも使えますよ。
年会費12,000円(税別)のカードと年会費26,000円(税別)のゴールドカードの2種類を提供しています。

特典1.ご入会から1年間、デルタ航空スカイマイル上級会員資格「シルバーメダリオン」を無条件で提供
特典2.入会ボーナスマイルとファーストフライトボーナスマイルで最大30,000マイル獲得可能
特典3.家族カード1枚目年会費無料
デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・カードは、利用金額100円につき1スカイマイルを貯められます。さらにデルタ航空で利用すると通常カードは2倍・ゴールドカードは3倍のポイントが貯まります。
デルタ航空での特典ですが、1米ドルにつき7マイルが貯まるほか、優先搭乗、優先座席待ち、優先チェックインなど、さまざまな特典が受けられます。
以下、デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・カードの概要をまとめてみました。
デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード
カード名 | デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード | 年会費 | 13,200円 |
国際ブランド | AMEX | 追加カード | 家族カード |
ETCカード | 〇 | 入会資格 | 20歳以上、本人に安定した継続的な収入のある方 |
審査発行までの期間 | 通常1~3週間 | ショッピング利用枠 | 審査により決定 |
キャッシング機能 | なし | 貯まるポイント | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 0.50% | 交換可能なマイル | スカイマイル |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 | 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高 500万円 | 電子マネー | QUICPay利用、楽天Edy |
スマホ決済 | Apple Pay | 付帯サービス | 公式サイト参照 |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | 公式サイト | デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード |
なお海外でのお買い物では、通常の1.3倍のマイルが貯まります。簡単なお土産からブランド品などの高価な買い物まで、あらゆるものでマイルが貯まるのはうれしいですね。
また初回搭乗時のボーナスポイントとして、カード入会後6ヶ月以内にデルタ航空の航空券を購入すると、初回搭乗時に通常のマイルに加えてボーナスマイルが付与されます。
ANA VISA ワイドゴールドカード
ANA VISA ワイドゴールドカードは、ANAが貯まりやすいゴールドカードで、国際ブランドは本項で紹介するVISAのほか、MasterCardも選択できます。
ANA VISA ワイドゴールドカードは、入会時とカード更新時に2,000マイル 各フライトで 基本区間マイルの+25%が付与されます。

またポイント移行で貯まるマイルに加えて、航空券や提携ショップでのお買い物で100円につき1マイルが貯まるクレジットカードです。ANA VISA ワイドゴールドカードの概要をまとめてみました。
ANA VISA ワイドゴールドカードの概要
カード名 | ANA VISA ワイドゴールドカード | 年会費 | 15,400円 |
国際ブランド | VISA / MasterCard | 追加カード | ETCカード、家族カード |
ETCカード | 〇 年会費:550円 |
入会資格 | 30歳以上 |
審査発行までの期間 | 通常2~3週間 | ショッピング利用枠 | 70万円~200万円 |
キャッシング機能 | 〇 | 貯まるポイント | Vポイント |
ポイント還元率 | 1.00%~2.00% | 交換可能なマイル | JAL |
海外旅行傷害保険 | 5,000万円 | 国内旅行傷害保険 | 5,000万円 |
ショッピング保険 | 300万円 | 電子マネー | iD、楽天Edy |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ | 付帯サービス | 公式サイト参照 |
発行会社 | 三井住友カード | 公式サイト | ANA VISA ワイドゴールドカード |
ANA VISA ワイドゴールドカードは、Edyへのチャージ(200円=1マイル)とEdyでのお支払い(200円=1マイル)で2倍のマイルが貯まります。
また貯まったポイントは、ANAマイルや特典に応募するか、ANAマイルに自動移行できるので便利です。
フライトや提携店でのショッピング利用で100円毎に1マイルたまりるほか、EdyチャージやEdyでの支払いにも「200円=1マイル」が付与されます。
ANA VISA ワイドゴールドカードの補償&特典
年会費は15,400円とやや高額ですが、ANA VISA ワイドゴールドカードには、最高5,000万円の国内航空傷害保険・国内旅行傷害保険/最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。
また「ANA SKY HOLIDAY」「ANA HELLO TOUR」「ANA SKY WEB TOUR」が5%割引になるほか、国内線・国際線の機内販売が10%割引になるなどの特典が受けられます。
SPGアメリカン・エキスプレス・カード
SPGアメリカン・エキスプレス・カードは、Marriott Bonvoyのゴールドエリート会員資格が得られるクレジットカードです。
一見マイレージプログラムと関係なさそうに見えるのですが、提携する航空会社の数が多く、「貯まったポイントをマイルに交換しやすい」という特徴があります。

Marriott Bonvoyは、主要な提携航空会社のマイルに移行でき、1回の交換ででマリオットボンボイポイント60,000ポイントごとに15,000ボーナスポイントが付与される仕組みです。
カードの基本特典として、毎年無料のペア宿泊券を進呈するほか、Marriott Bonvoyのゴールドエリート(上級会員)の資格が付与されます。
またMarriott Bonvoy参加レストラン+バーで15%割引利用できる・Marriott Bonvoy参加ホテルに無料宿泊できる・国内外29空港のラウンジ利用可能、といった特典があります。
SPGアメリカン・エキスプレス・カード
カード名 | スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード | 年会費 | 34,100円 |
国際ブランド | AMEX | 追加カード | 家族カード |
ETCカード | 〇 | 入会資格 | 20歳以上、本人に安定した継続的な収入のある方 |
審査発行までの期間 | 通常1~3週間 | ショッピング利用枠 | 審査により決定 |
キャッシング機能 | なし | 貯まるポイント | Marriott Bonvoyポイント |
ポイント還元率 | 1.00% | 交換可能なマイル | ANAマイル、JALマイル、スカイマイル |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 | 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高 500万円 | 電子マネー | - |
スマホ決済 | Apple Pay | 付帯サービス | 公式サイト参照 |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | 公式サイト | スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード |
気になる還元率ですが、SPGアメリカン・エキスプレス・カードは100円利用につき3ポイントが貯まり、Marriott Bonvoy参加ホテル利用で100円につき6ポイントが貯まります。
SPGアメリカン・エキスプレス・カードの申込条件は20歳以上で安定した収入があることです。
まとめ
今回はマイルが貯まりやすいクレジットカードを紹介しました。各カードごとに、年会費や受けられる特典には大きな違いがありましたね。
ステータス性を求めるなら、アメリカン・エキスプレス・カードの発行するカードを選ぶか、同じエアライン系でもゴールドカードを選ぶと手厚い補償や充実した特典が受けられます。
また年会費がリーズナブルなカードでも、他のクレジットカードと比べてマイルが貯まりやすく、カードの入会時や更新時にボーナスマイルがもらえるのはうれしいですね。
今から次回の旅行をイメージして、コツコツマイルを貯めてみませんか? 今回紹介したクレジットカードであれば、より速くお目当てのマイルが貯まりますよ。
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